自己破産ケース
ケース紹介
ケース紹介78 Nさんの事例
40代 / 男性 / 会社員
借入の理由:生活費、派遣収入
藤沢市にお住まいの40代男性のケースです。
エポスカードなどのクレジットカード会社、銀行等を中心に、負債総額250万円の借金が払えずに藤沢市から相談に来ました。
免許ローン
運転免許証を取得した際自動車学校の料金について丸井(現エポスカード)でローンを組んだことを契機に、クレジットカードも作成しました。
自動車学校の費用など、個別ローンを組んで受講することもあるでしょう。
このような提携ローンをきっかけに勧誘されてなんとなくクレジットカードを作ることも多いです。
年会費もかからないカードだったりすると、デメリットがなく、勧誘されたまま作成するというものです。
派遣社員収入
このようなカードを持っていると、収入の不足時に軽い気持ちで使い始めてしまうことも多いです。
派遣社員として働いており、収入の変動が大きく不安定だった時期に、クレジットカードのキャッシングにより生活費の不足を賄ったり、臨時の出費に充てたりしました。
このように、本来は節約して支出を切り詰めるべき時期に、安易にカードを使うと、その後、カードを増やそうという発想になりがちです。
数年間で、銀行提携カード、消費者金融への借入先が増えるようになってしまいました。
その後、派遣社員収入の不安定さを実感することになります。
業界の不況で、勤務先の受注件数が減ったことにより、勤務日数が削減になりました。
派遣社員だったためその分の補償を受けることもできず、そのまま減収となりました。
さらに、同居中の親族の介護の手伝いをしていたため、アルバイトなどにより収入を増やすこともできませんでした。
税金の滞納へ
このような生活が苦しくなり、クレジットカードでほとんどの日用品を購入、リボ払いを続けていました。
毎日のように朝食・昼食をコンビニエンスストアで購入する際や、ガソリン代の支払にカードを利用していました。
次第に返済が厳しくなり、市県民税を滞納するように。
転職により、正社員となることができたものの、手取り収入は、派遣時代と大して変わらず、既に膨らんでしまった債務の返済で手一杯の状況でした。
そこから数年間、自転車操業を続けたものの、家計収支が改善する事情はなく、相談に来ました。
税金滞納は、カード等よりも督促が緩やかであるため、やってしまいがちなのですが、まず優先して払うべきものです。
借金と違い、突然、給料、預金などを差し押さえすることができ、資金繰りに大きな影響が出るものです。
税金の差押が連続してされて違法だと認定された裁判例もありますが、現実としてそのような差押がされるリスクがあるということがわかります。動画での解説はこちらです。
同居家族に秘密での申立
実家ぐらしであり、両親と同居していました。
破産申立時には、同居家族の収入に関する資料、家計状況が原則として必要です。
しかし、親子関係で、それぞれに収入があるような場合、別家計になっていることも多いです。
そのような家計状況で、借金の理由、存在について家族に言えない人もいます。
家族に破産のことを伝えると、家を追い出されてしまったり、心配をかけてしまうことから、言わずに手続きを進めたいという人も多いです。
家計が独立しているような場合には、自分に関する家計資料のみ提出することで手続きを認めてもらうことも多いです。
今回も、両親の家計とは基本的には別で、食費、水道光熱費、家賃の趣旨で、生活費として、毎月5万円を家に入れていたため、家計の支出の際に、その旨を記載しています。
家に生活費を入れつつ、同居家族の家計が提出できない場合、その支出の必要性を問われることもあります。
そのような場合、わかる範囲で報告書で伝える必要があります。今回は、親の事業収入、介護に関する支出などを報告書にまとめ、相談者の生活費も咲く世間できないことを伝えています。
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