ケース紹介
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ケース紹介26 Kさんの事例
30代 / 男性 / 失踪後の生活立て直し
借入の理由:失踪、生活費
債務総額:300万円
30代男性のケースです。
職場でのパワハラ、人間関係を理由に、それまでの生活に耐えられず、失踪。
自宅にも帰れず、ネットカフェ等での生活をしてしまいます。
借金も徐々に増えてしまいますが、精神的に厳しく、元の生活に戻れない状態が続いていました。
なんとか落ち着きを取り戻し、住所を定めて生活を立て直そうとします。
しかし、住民票上の住所を変更したところ、当然ながら督促状が届くようになります。
また、税金の差押え予告も来るようになってしまいました。
このような方の場合、5年の時効期間が過ぎてしまっていることもあるのですが、今回は、そこまでの期間ではなく、多額の延滞金が加算されるものの、時効は成立していないという状態でした。
生活を立て直そうとしたものの、派遣社員で将来の見通しは立てられず、返済にまで回せるお金はありませんでした。
そこで、自己破産を検討して、相談に来ました。
このような生活だったので、財産は全くなく、自己破産手続の中でも簡単な同時廃止手続で進めることになりました。
神奈川県厚木市にお住まいだったたので、管轄裁判所は、横浜地方裁判所小田原支部になります。
横浜地方裁判所小田原支部では、現在、破産審尋、免責審尋などの裁判官面接を省略する運用がされています。
今回のケースでも、 書面審査のみで破産手続きを終えることができ、無事に免責許可をもらうことができました。
税金については免責の対象になりませんが、借金の支払義務がなくなったことで、安心して生活できるようになりました。