管財手続とは
ケース紹介
ケース紹介 小田原市在住の方の自己破産事例
40代 / 男性 / 会社員
借入の理由:親の借金、職場の借入
小田原市に住む40代男性のケースです。
親の借金を肩代わりして、自分が多重債務になってしまうという人も多いです。
そのような人にありがちですが、親に限らず、配偶者や親族の援助などをして、自分の収入以上の支出になってしまい、赤字家計、借金生活ということがあります。
この方も、親の借金返済のため、職場から借り入れをするなどしたほか、周りの人のためのお金で消費者金融を含めて、5社に500万円程度の借金を負ってしまい、過去には一部業者について任意整理をしていましたが、結局、返済ができなくなってしまい、相談に来ました。
任意整理では、それぞれの会社との交渉で、限度額があります。
そのため、支払は厳しいけど、解決のために無理して和解を成立させるケースもあります。
そのような場合、残念ながら、結局、支払に行き詰まり、自己破産や個人再生をせざるを得なくなることも多いです。
今回も、そのように、任意整理でまとめた金額に無理があったと感じるケースでした。
問題は、職場が債権者に含まれている点です。
自己破産では、すべての債権者を平等に扱う必要があるため、職場への返済も止めなければなりませんでした。
今回は、相談者の方の普段の仕事ぶりや人柄を職場が理解してくれ、受任通知により給料からの天引きを素直に止めてくれたため、問題は起きませんでした。
会社によっては、弁護士の受任通知を無視して破産手続き開始決定が出るまで天引きを続けるようなところもあり、そのような場合には、偏頗弁済となるため、自己破産手続きで問題になります。
今回は、そのような心配はなく、自己破産の申立てをし、同時廃止手続きにより、約3か月後に免責許可が出ました。
小田原市内に居住している方の場合、横浜地方裁判所小田原支部が管轄となります。
小田原支部では、裁判官面接もなく手続きが進められるため、仕事への影響は少なくて済みました。
小田原にお住まいの方で自己破産をお考えの方はぜひご相談ください。